それでも笑顔を忘れずに。

タイに着いて1番最初に驚いたことは
タイ人の「種類」。

アジア人の顔を思うときに、上手く説明できなくても
「こんな感じ」というイメージあると思うのだけれど
バンコクにいたタイ人の顔は「私が思い描いていたタイ人」と
必ずしも同じではありませんでした。

肌白の人もいれば肌黒の人もいる。
印象深い顔の人もいればさっぱりした顔の人もいる。

よく見ていると路上で果物を売っている人や
いわば雑用をやっているのは色黒の人ばかりで
きちんとした制服やビジネスカジュアルをまとった人は色白の人が殆ど。

外国人の私にとってタイ人の身分制度はよく分かりませんが
タイ人の間でのコミュニケーションで、「身分」は大きな要素の1つです。
例えば身分によってどちらが先にワイ(挨拶の合掌)をするかが決まります。
また、引率の教授によれば、会話の中で身分の違いが分かると急に態度が変わるとか。

そして肌の色は瞬時に身分が分かる要素。
色黒=太陽に良く当たる仕事をする。
色白=オフィスなど室内で仕事をする。

島国日本とは違い、ビルマ、ラオス等の国々と隣あわせのタイなので
色黒は必ずしも上記だけが原因ではないでしょうが、
色黒なタイ人はイサーンという東北部の地域からの人が多く、
昔からイサーンはタイの中でも最も貧しい地域といわれていることもあり
色黒は貧しい地域出身ということの象徴になってしまうそうです。

教授の話によると、昔バーツの価値が下がって経済に大きな打撃を与えた時、
多くの会社が損失を被ったのにもかかわらず化粧品会社は業績を伸ばしたそうです。
理由は「綺麗でないと/美白でないと仕事がないから」なのだとか。

日本人も美白に凝っていますがタイ人の美白に対する思いは、
生活もかかっているので日本人より切実だと感じました。

・・・

タイで知り合った友人がアメリカ人や日本人はタイ人とは違って
凄くcompetitive(競争心旺盛)だと言っていました。
言語という壁があったので何故彼がそう思うかは理解出来なかったのですが
個人的に、タイ人にとって出身地や自分の身分/容姿は自分の運命であり
一生つきまとうモノなので嘆きつつもどこかで受け入れており
そのため競争心が少ないのかも、と勝手に思いました。

タイの貧富の差は想像以上に大きいです。
大らかなタイ人に隠された暗い一面ですが
それでも笑顔を忘れないところは尊敬すべきだと思いました。

Comment

Re: それでも笑顔を忘れずに。

こんばんは。
彩さんの話にうなづいて読んでました。
僕もタイで肌の色の話は聞きました。
タイの女性は色が黒い事に少なからずや
コンプレックスがあるようですね。
聞いた話では、日本人の子供がタイに行くと
羨望の眼差し?で見られ可愛い!って
言われるそうです。
同じ風貌のアジア人なのに色が白い子供が
可愛くみえるそうです。

競争がないのは宗教色もあるのでしょうかね。
彼らは徳を積むという考えを持っているから、
他人を蹴落として・・・的な考えがないのかなぁと勝手に思いました。

2009.07.04(Sat) 00:47       東京City さん   #-  URL       

Re: それでも笑顔を忘れずに。

北米を離れられた夏休み中のタイリポート、
興味深く読んでおります。
またお邪魔いたしますね。

2009.07.04(Sat) 05:37       サハラの南 さん   #-  URL       

Re: Re: それでも笑顔を忘れずに。

東京Cityさん>
おはようございます。
東京Cityさんも肌の色の話、聞きましたか。
イサーン出身の女性は皆白くなりたいと言っていました。
多少小麦色に焼けて白くは無い私ですら
白くて羨ましいといわれました。

確かに競争心がないのは宗教観もあるのでしょうね。。
キリスト教と生活が密接なのは、
アメリカを見てて問題ありだなと思っていましたが
タイのようにプラスに働くこともあるんですね~。

2009.07.04(Sat) 09:15       彩 さん   #-  URL       

Re: Re: それでも笑顔を忘れずに。

サハラの南さん>
初めまして!コメントありがとうございます。
つたない文章ですが何か伝えられるものがあればと思っています。
これからもよろしくお願いします。

2009.07.04(Sat) 09:17       彩 さん   #-  URL       

Post Comments

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント