航海の最中。

前へ前へと、信じる道を進む途中で
自分のいる場所が海のど真ん中だと気付いた瞬間。
四方を見渡しても見えるのは海と空で
果たして、思い描いている場所に向かっているのか
はたまた、進んですらいるのか。
急に不安が押し寄せてきて
冷静に考えられなくなる。

東西南北、
目指すのはどこだったか。
今来た道はどちらだったか。
地面を見られる日は来るのか。
可能と思えたことが不可能にしか見えない。

自分の中にあった光が消えかけ
闇に飲まれそうになった時、
息を吐く。

風は相変わらず目に見えないし
船は相変わらず波に揺られていて
太陽は相変わらず東から昇り西に沈む。
夜になれば星空が見えるし、
明けない朝はない。

変えられないことは山ほどあって
未来はこれからも不確定で
大海原からすれば、
佇む自分は無意味に等しい。
困難は容赦なく待ち受けるし
どんなに強がっても孤独は辛い。

だから、不安を抱えていようとも
今の自分にできることをする。
今の自分が見える先を目指す。

朝出迎えてくれる太陽に挨拶し
風を読み、海から学び
今までの道のりを自信に変え
また、進み続ける。

育ててくれた両親のためでも
背中を押してくれた恩師のためでも
応援してくれる友人のためでもなく、

この道を選んだ自分の為に。


ーーー


発作的な不安は
いつ来ても慣れないね。

女心。   
  

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